認知症支える社会を 全国研究集会 IN 福井のご報告
「認知症の人と家族への援助をすすめる第三十四回全国研究集会in福井」が
10/28㈰ 福井市フェニックス・プラザで開催されました。
公益社団法人「認知症の人と家族の会」(京都市)が
毎年各地で開いており、県内での開催は初めてとのこと。
県内外から会員や市民、医療介護関係者ら計約1500人もの方々が
来場する大盛況ぶり。
私たちも、代表を筆頭に(笑)参加させていただき、
認知症の人や家族が暮らしやすい社会のあり方について考えました。
まずは、国民健康保険名田庄診療所長の中村伸一先生の講演。
おおい町で四半世紀にわたって地域住民の診察を続けてきた医師としての
経験を踏まえ、周囲に感謝する姿勢や笑顔、前向きな気持ちを持つことが、
幸せにつながると呼び掛けられました。
他に、パネルディスカッションでは、認知症を患う当事者や家族から
直接「本音」を伺うことができ、介護職として多くの気づきをいただきました。
今回のテーマ「紡ぐ~地域力を活(い)かし本人と家族が主役の社会へ~」
繊維王国と呼ばれ、繊維産業の盛んな福井らしいテーマです。
紡ぐ(つむぐ)は、「綿や繭(まゆ)から繊維を引き出し、よりをかけて糸にする」という意味。
繭から糸、糸から布へ。
「縦の糸はあなた、横の糸は私」中島みゆきさんの歌のように、
福井で住まう私たち一人ひとりが糸となり、織りなす布。
同じ地域に住まうご縁から、お互いの気持ちや優しさを汲み取り、少しずつ太い絆に変えていく。
そんな福井であったら♪と思います。

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