ビジネスチャットで広がる、訪問サービスのチーム力

ビジネスチャットで広がる、訪問サービスのチーム力

~情報共有と業務効率化で、よりよいケアを目指して~

訪問介護・居宅介護・重度訪問介護・家政士(家政婦)の現場では、一人ひとりのスタッフが異なる時間や場所で業務を行うことが多く、
情報共有の難しさが常に課題となっており、私たちは、2年前よりビジネスチャットアプリを導入し、リアルタイムでの情報共有と業務の効率化を実現しています。



チャットアプリでできること

申し送りの簡素化
 訪問の前後に、利用者さまの体調変化や気づきなどをテキストや写真で共有。これまで紙で行っていた申し送りが、スムーズに、正確に伝わるようになりました。
スケジュールや緊急連絡の即時対応
 急な予定変更や連絡事項も、その場で一斉に周知できるため、スタッフ間の混乱や確認の手間が大幅に軽減されました。
チームの「見える化」
 それぞれが孤立せず、チーム全体の動きや支援内容が見えることで、お互いの理解が深まり、安心して業務に取り組めるようになっています。

セキュリティ対策とプライバシー保護の両立

訪問介護・居宅介護・重度訪問介護・家政士(家政婦)の現場で扱う情報は、個人の健康や生活に関わる非常にセンシティブなものです。
私たちはチャットアプリの導入にあたり、以下のようなセキュリティ対策を徹底しています。

・通信の暗号化やアクセス制限の設定が可能な、法人向けビジネスチャットを採用
・個人情報の取り扱いマニュアルを整備し、スタッフ全員が定期的に確認

成功例とトラブル回避の実例

● 成功例 情報共有と連携業務に迅速化

ある日、Aさん宅で食事量が明らかに減っているという報告が、訪問後すぐにチャットに共有されました。
別のスタッフが「数日前から元気がなかった」という情報を返信。
チームで早急に連携し、かかりつけ医と家族への報告・受診につなげることができ、大事に至らずに済みました。

●成功例:電話の回数が減って、業務に集中できる時間が増えた!

ビジネスチャットを導入してから、スタッフ間の連絡手段が電話中心からチャット中心へと変わりました。
これまでは、訪問先からの報告や確認のために「少しの内容でも電話する」ことが多く、業務の合間に何度も通話する手間がありました。
しかし、今ではチャットで簡潔にやり取りできるため、「わざわざ電話しなくても済む」場面が増加。
「電話が減ったことで、移動中や訪問中の気持ちのゆとりが生まれた」「聞き漏れや伝達ミスが減った」と、スタッフからも好評です。

●成功例:写真や動画で“見える”共有が可能に!

利用者さまの様子を伝える際に、写真や短い動画を添えて報告できるようになったことも大きな変化のひとつです。
たとえば、「皮膚の状態」や「お食事の盛り付け」など、文字や口頭だけでは伝わりにくい情報も、画像を添えることで一目瞭然。
管理者・サービス提供責任者への報告も的確になり、対応の判断がスピーディーになりました。



私たちは、「人の力」×「デジタルの力」を活かして、これからもより良いサービスを追求してまいります。
チャットツールはあくまで“道具”ですが、それを使いこなすのは、日々現場で支え合う一人ひとりの思いやりと連携の力です。