スタッフブログ  - 在宅介護サービスのこと

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在宅介護サービスのこと

大雪の中で ― 在宅介護の現場で、大切にしてきたいこと ―

雪の日の訪問介護では、事業所として「この状況で、本当に訪問を続けていいのだろうか」そんな問いと向き合う場面があります。
現場で働く職員の安全、そしてご利用者の生活。そのどちらも守る責任が、私たちにはあります。
大雪という非常時の中で、事業所としてどのような判断を重ね、何を大切にするのか。
その一端を、現場の実感とともにお伝えできればと思います。
日々のサービスの背景にある考え方が、少しでも安心や納得につながれば幸いです。

先週末、北陸地方では大雪警報が出され、敦賀市や金沢市では、一気に雪が積もる「ドカ雪」となりました。
移動や日常生活にも影響が出る、雪国らしい厳しい状況が続いています。交通情報や天気予報を確認しながら、
前日のうちに「どこまでサービスを行い、どこからは変更やキャンセルとするか」を事業所として検討します。



わたしたちの仕事は、そう簡単に止められるものばかりではありません。
雪が降り続けば、日を追うごとに移動や身体的な負担が積み重なっていきます。
それでも、独居の方や身体介護など、どうしても支援が必要なご利用者の方がいる。
一方で、無理を重ねれば、職員の安全を脅かしてしまいます。
その間で悩みながら、できるサービスは変更やキャンセルを行い、
本当に必要な訪問だけを残す。そうした判断を、事業所として続けています

それでも、現場に出てくれているスタッフがいる。
雪で見通しの悪い道を、交通渋滞や凍結した路面に気を配りながら、普段なら当たり前に通れる道を、
いつもよりずっと時間をかけて移動し、一軒一軒の訪問に向かってくれています。
訪問してみると、雪かきをしなければならない状況のこともあります。
その姿に、ありがたい気持ちを強く抱くと同時に、「本当に無理はなかっただろうか」という問いが、静かに残ります。

私たちが日頃から大切にしたいと思っていることは、
ご利用者の安心と、職員が無理なく働ける環境。そのどちらも欠かさないことです。
誰か一人の頑張りに頼る支援では、長くは続きません。



雪の日、「今日は無理しなくていいですよ」
「来てくれてありがとう」

そんなお声をいただくことがあります。その言葉に支えられながら、
同時に、無理を前提としない支援のあり方を、これからも考え続けていきたいと思います。
支える側と、支えられる側が、お互いを気づかい合える関係でいられること。
そして、それが個人の善意に頼るのではなく、体制として続いていくこと。
そんな関係を、これからも大切にしていきたいと思います。