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9月月次研修【前編】 小笠原流煎茶のお稽古 ― 相手を敬う所作を学ぶ

私たちの月次研修は、前半1時間半と後半1時間半の計3時間。

今回も、前半は小笠原流煎茶のお稽古、後半は排泄介助の研修を行いました。

どちらもお伝えしたい内容がたくさんありますので、今回は前編・後編の2回に分けてご紹介します。

まず前編は、小笠原流煎茶のお稽古から。


中田屋さんの「姫小菊」

中田屋さんの「姫小菊」



一人ずつ、お客様を想定して


今回も外部講師の三田村窓光先生をお招きし、来客時を想定したお茶とお菓子の出し方を学びました。

一人ずつ前に出て、お客様役のスタッフへ実際にお菓子とお茶をお出しします。
「一人ずつ」となると、やはり少し緊張します。

普段は何気なくしている手の添え方や動きも、先生に見ていただくと、
「やっているつもりでも、できていなかった」
と気づくことがたくさんありました。


お菓子を先にお出しします。

お菓子を先にお出しします。


美しい椅子の座り方

美しい椅子の座り方


所作の根っこにあるもの


先生から教えていただいた中で、特に印象に残ったのは、
一つひとつの所作は単に形を整えるためのものではなく、
相手を敬う気持ちから生まれるものだということです。

さりげない手の添え方ひとつにも意味があります。

最初から何でもできることが大切なのではなく、今まで知らなかったことや、
できているつもりだったことに気づくことも、学びのひとつ。

先生がお話しくださる、
「気づくことが心の栄養になる」
という考え方も、とても印象に残りました。

できないことも含めて、これからも楽しみながら学んでいけたらと思います。

季節を愛でる楽しみも

この日ご用意したお菓子は、金沢・中田屋の「姫小菊」。
小さな菊をかたどった繊細な細工がとても愛らしく、
スタッフからも「かわいい」と大好評でした。

お茶のお稽古では、所作だけでなく、季節を愛でることも大切にします。
今回は先生から、秋の七草についても教えていただきました。

おみなえし・すすき・ききょう・なでしこ・ふじばかま・くず・はぎ。
覚え方は、
「お・す・き・な・ふ・く・は」

「お」おみなえし、
「す」すすき、
「き」ききょう、
「な」なでしこ、
「ふ」ふじばかま、
「く」くず、
「は」はぎ。

お菓子を楽しみながら、季節の草花にも目を向ける。
そんな話も交えながら、和やかなお稽古となりました。


秋の七草

秋の七草


介護にもつながる、小さな所作

介護の技術とは少し違うようでいて、こうした所作や相手への心配りは、
日々のケアにも自然とつながってくるものだと感じています。

手の添え方、視線、間の取り方。
ほんの少しの違いでも、相手が受ける印象は変わります。

お茶のお稽古を通して、そんなことにも改めて気づく時間となりました。
なお、9月30日にも同じ内容でお稽古を行っています。

次回の後編では、「排泄介助 ― 尊厳を守る基本と実践 ―」の研修の様子をご紹介します。