職員研修を実施しました:食事介助のスキルアップ
12月1日と3日、職員を対象とした集合研修を行いました。 今回のテーマは「利き手麻痺のある方」と「視覚障害のある方」への食事介助です。
講義で知識を学ぶだけでなく、実際に職員がアイマスクをして視覚障害の状態を体験したり、カップ麺を用いて介助役・利用者役を交代で行ったりと、実践的なトレーニングを行いました
食事介助において、何より大切なのは「誤嚥(ごえん)を防ぐ安全な姿勢」と「安心感」です。
研修で再確認したポイント 1. 姿勢を整える
ご利用者様の身体状況に合わせますが、基本は「床に踵をつけ、膝は90度」。背筋を伸ばして体が安定した状態で、顎が上がらないようやや前傾姿勢をとることが、安全な摂取につながります。
研修で再確認したポイント2. ペースと温度管理
一口目の量を確認し、しっかり飲み込まれたことを確認してから次へ進みます。また、熱いお食事がお好きな方であっても、火傷のリスクを避けるため、介助の際は必ず別皿などで粗熱をとってから提供することを徹底します。
「見えない状態で食事をする怖さ」や「介助のタイミングの難しさ」を職員自身が体感することで、より利用者様の気持ちに寄り添ったケアができるようになります。
これからも、ご利用者様に「美味しく、安全に」お食事を楽しんでいただけるよう、技術向上に努めてまいります。