大雪に思うこと①

大雪に思うこと①

大雪のピークが過ぎ数日が経ちますが、福井市内の住宅街では

未だに除雪車が入らない生活道路があり、

緩んだ雪にタイヤを取られてスタックする車や、

足を滑らせないよう慎重に歩く人の姿が見られます。

 

1月7日から降り続いた大雪の影響で、9日から11日の間北陸自動車道では、

車両の大規模な立ち往生が発生するなどし、

福井県は福井、坂井、あわら、大野、勝山の5市に災害救助法適用されました。

 



(事務所に面した庭も)

 

 



(積もった雪が、車の往来によって踏み固められて圧縮された道路)

 

このようなとき、訪問介護は厳しい選択を迫られます。

 

限られた人員を最大限に活用しながらサービスを行うため、

まずは、利用者の自立度に基づいて、訪問の優先度を決めて選別を行います。

おむつ交換や食事介助等命に係わるサービス利用者や

独居で自立度の低い方を優先し、掃除や調理の等、家事援助のサービスは中止せざるをえません。

辛い苦しい思いを抱きながらもやむを得ない決断です。

 

お電話で中止の旨をお願いすると…

 

「あなた方も大変でしょう。」

「わしゃ、大丈夫!こんな時は、お互いさまやでの」

「自分でやれることはやるで。いつもありがとの」

 

この言葉にどれだけ助けられたことでしょう。

 

ご自分の不都合や不便より「お互いさま」

このときの「ありがたい」という気持ちは忘れることができません。

 

電話の向こうに私たちを思い、気遣ってくださる方々がいる。

この先もずっと私たちの大きな励みです!