皆さま、こんにちは。
月に一度お届けしている「社長ブログ」では、日頃の出来事や仕事の中で、私自身が感じたことを綴っています。
今日は、その中から心に残った小さなできごとをひとつご紹介したいと思います。

先日、新しくご利用いただくことになった方のところへ、サービス開始に先立ってご挨拶に伺いました。
入院先の病室での短い時間でしたが、こうして事前にお話しできることで、お互いの緊張感が少し和らぐように感じます。

その日、ご本人とお話をしていると、ほんの一瞬、ふっと口元が緩む瞬間がありました。
大笑いではなく、控えめでやさしい微笑みです。
けれど、その小さな変化にご両親はすぐに気づかれ、「久しぶりに笑う姿を見られた」と涙ぐみながら、とても喜んでおられました。

きっかけは、私とサービス提供責任者とのやりとりでした。
おばちゃん同士の掛け合いが、ちょっと吉本新喜劇のように映ったのかもしれません（笑）
20代で難病と向き合うご本人が、ふっと見せてくださった笑顔。
ほんの一瞬の笑顔を心から喜んでおられるご両親のご様子に触れ、
そのひとときの尊さを、あらためて感じました。

日々の業務の中で、こうした小さな瞬間を大切にできるチームでありたいです。
そして現場を支えているスタッフと共に、そんな時間をこれからも積み重ねていけたらと思っています。